その12-提出先

これまで指導したいろいろな方々からの質問と回答を紹介しました。
質疑を読んで、改めて、ご自分が「へー」と思った質問回答を3つ挙げて、どこが「へー」だったのか、そして、新しい質問を1つ以上」作ってください
という課題がありましたが、覚えていましたか?

改めてすべての質疑を以下にまとめてあるので、もう一度目を通してみてください。
その1-美立ロコモ体操の総論
その2-痛い人に対して
その3-弱い人に対して
その4-疾患別・症状別(1)
その5-疾患別・症状別(2)
その6-下手な人に対して(1)
その7-下手な人に対して(2)
その8-やりたがらない人に対して
その9-指導法について
その10-症例相談
その11-その他


そして、美立健康協会HPにある「お問い合わせフォーム」から、2023年5月31日までに提出してください。
また、「お問い合わせ内容」の欄には
 「へー」と思った質問 
 Q〇〇、Q△△、Q◇◇
 新しい質問
 例:〇〇のケースでは△△という指導をするのはどうでしょうか?
   ◇◇について詳しく解説してください。
という形式で書いて下さい。
新しい質問を毎年増やしていいものを作っていきたいと思います。

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その11-その他

12回に分けて、これまで指導したいろいろな方々からの質問と回答を紹介します。
この質疑を読んで、改めて、ご自分が「へー」と思った質問回答を3つ挙げて、どこが「へー」だったのか、最終回までに書いてください。
そして、課題として「新しい質問を1つ以上」作ってください。
提出方法は最終回にお知らせするので、忘れないようにしてください。

いままでの講習会では、仲間の感想を聞いて、意見を述べて、いいディスカッションができました。
新しい質問も増えました、毎年増やしていいものを作っていきたいと思います。

その他

Q68:音楽を聴きながら、リズムに合わせて行う美立体操はどうか?

音楽に合わせて行うのもいいと思います。やってください。私自身はやっていません、音楽の好みもいろいろあるし、同じ音楽ではマンネリになりますので、いっそないほうが良いと思って使っていません。身体の中の音を聞こうということです。

Q69:どうすれば、力を抜き、しなやかな動きができるのか?

力を抜くのは難しいと思います。抜くには意識して力を入れて3つ数えて、一気に脱力するという操体法がいいのではと思います。くねくね体操、こんにゃく体操はやっているうちに抜けるでしょう。力を抜こう抜こうと、気にしないことも大事です。

Q70:ロコモ体操を行う際に決まった呼吸の仕方はありますか?

ゆっくりと肋骨と横隔膜を意識して、動きを邪魔しない呼吸を感じてみましょう。
三拍美立呼吸法というレッスンも考案しました。三拍で息を吸い、三拍こらえ、三拍三拍で息を吐きます。吐く息を長くしていき15拍をめざします。齋藤孝:呼吸入門を参考にしました。

Q71:美しく立つ姿勢のチェックの仕方はありますか?

自分でやるのは真ん中探しが簡単です。他人の評価は、スクワットのフォームテストです。普通のスクワットをやってもらってチェック、壁のコーナーで膝が内側に入っていないかチェック。ハムストリングに力が入らない人には、レジェンドのスクワットを指導します。

Q72:コロナ下での指導時の注意点はありますか?

密を避けてという一般的な注意の元、免疫力を高めることを訴えるのがいいのではと思います。よく食べよく動いてよく寝ること、動くことでしょう。

Q73:効果判定をしたいが何がいいか

ロコモ度テス(立ち上がりテスト、ツーステップテスト、ロコモ25)、開眼片足立ち時間、スクワット椅子から30秒何回できるか測る。3m Timed up & goテストなどが考えられます。

Q74:八段錦で呼吸が乱れないためには何が対策あるか

動く速度はゆっくり、スクワットは浅い角度で、動きをできるだけ大きく、自分のペースで乱れないペースを見つけるよう指導します。

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その10-症例相談

12回に分けて、これまで指導したいろいろな方々からの質問と回答を紹介します。
この質疑を読んで、改めて、ご自分が「へー」と思った質問回答を3つ挙げて、どこが「へー」だったのか、最終回までに書いてください。
そして、課題として「新しい質問を1つ以上」作ってください。
提出方法は最終回にお知らせするので、忘れないようにしてください。

いままでの講習会では、仲間の感想を聞いて、意見を述べて、いいディスカッションができました。
新しい質問も増えました、毎年増やしていいものを作っていきたいと思います。

症例相談

Q65:毎週ワイパー体操をお伝えしているのに、まったく違う動きをされてしまうご高齢の方にどうお伝えしていいのか困っています。1年くらいほぼ毎週お伝えしているのですが。

ビデオを撮って見せてあげたらどうですか。やっているつもりと実際のギャップに気づいてもらうことが大切です。美立の目的はAAAです。3つめのAはセンサーを磨くことアウエアネスです。仰向けでもやってみましょう、背骨全体で動くことをわかってもらいましょう。

Q66:歩行時に身体が左右に揺れるのを気にしている方に、良いアドバイスはありますか。

座位、立位でわざと左右に動かし、真ん中探しをします。次に頭を一定にくねくね体操をします。鏡を見られるとベターです。つぎは歩きです、わざと左右の歩郭を広げて、頭を揺らしながら歩きます。ついで、頭を一定にクネクネと歩くのはどうでしょう。

Q67:真向法を高齢者の方にやってもらっていて、50代の方もそうですが、なかなか柔らかくならないようです。毎日5分でも自宅でやっている方はすこしずつ効果実感しているようですが、なかなか週一回のレッスンでやるのみでやらない方が多いです。どのようにお話して、どのくらいやってもらえば、よいでしょうか?

やはり、継続は力ということを酸っぱくなるくらい言い続けることでしょう。教室以外の時間に毎日やるように伝えてください。寝る前、起きたとき、トイレのたびにやりましょうと習慣づけることでしょう。柔らかくなった人の体験談をきかせましょう。

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その9-指導法について

12回に分けて、これまで指導したいろいろな方々からの質問と回答を紹介します。
この質疑を読んで、改めて、ご自分が「へー」と思った質問回答を3つ挙げて、どこが「へー」だったのか、最終回までに書いてください。
そして、課題として「新しい質問を1つ以上」作ってください。
提出方法は最終回にお知らせするので、忘れないようにしてください。

いままでの講習会では、仲間の感想を聞いて、意見を述べて、いいディスカッションができました。
新しい質問も増えました、毎年増やしていいものを作っていきたいと思います。

指導法について

Q57:かかと上げは、かかとをゆっくり上げてゆっくり落とす方法と、ゆっくり上げて早く落とす(ストンと落とす)方法の2つのやり方を聞いたことがあります。どちらのやり方のほうが理想的なのか教えてください。

踵を上げるのは下腿三頭筋の短縮性収縮による仕事で、ゆっくりと踵を下ろすときは伸長性収縮による仕事です。ゆっくり上げ下げすることは筋活動を増やします。  伸長性収縮のほうが大きな力が出ます。階段のヘリにつま先で立って、はみ出ている踵をさらに下へ下ろしてやるといい筋トレになります。
あげた踵をストンと下ろして踵に衝撃を与えて下肢の骨塩量を高めるという戦略は骨粗鬆症対策にいいと思います。柏手を数週間続けたら前腕の骨密度が上がったという話があります。カカト落としは八段錦の最後の体操です。背骨を震わせるようにと行うと、リラックスしてきます。
しかし、筋力向上にはゆっくり下すのがいいかなと思います。剣道選手の踵の骨密度では踏み込む右足より、ジャンプする左足のほうが高いという事実があります。筋力があるほうの骨の骨密度が高いのです。
それを考えるともう一つあるなと思いつきました。筋トレには縄とびがいいかもしれません。高齢者には安全のために縄なしで、ジャンプはしないでやる「エアー縄跳び」を勧めています。カカトの上げ下ろしと手の動きを同調させるのは結構むつかしいですよ。

Q58:ワイパー体操の回数は?

ワイパー体操に限らず、何回したらいいのかとよく聞かれますが、寝るとき、起きたとき、帰宅したとき、腹ばいになったとき、気になったとき、左右5, 6回ずつと指導します。数字にとらわれずに続けることを考えてといいます。運動のセット数の目安は、くすりと思って1日3セットというときもあります。スクワットは1日10セット「三食寝る前トイレのたびに」ということばを紹介しています。必ずやるときにくっつけてといいます。壁体操の頻度回数は、若い人には10回10セット、1回は重りを持って、お年寄りには3回でもいいから10セットやろうと指導しています。 

Q59:ワイパー体操、腹這い体操の指導のコツを教えてください

中年過ぎると腹ばいになる習慣がなくなる人が多いようです。まずリカバリーポジションでうつぶせに慣れてもらいましょう。また肘をついて胸お腹を伸ばすと言うだけで大腰筋のストレッチになり、腰痛対策になります。1分2分気持ちいいところまではらばいで寝ているというのもいいと思います。ワイパーはなかなかイメージがわかない人もいるので、隣に座り背中、骨盤と一緒に動かしてあげるのかいいと思います。誰かとペアにして足腰背中を動かしてあげるといいと思いますがコロナのご時世では控えたほうがいいかもしれません。

Q60:スクワットの動きの中でハムストリングの意識と大殿筋の意識も大切だと思うがどうですか。

足腰を痛がる患者の中で大殿筋の収縮が弱い人、使えないヒトが多いと感じています。スポーツ選手の身体では大きな背中と大きなお尻が必要であると思っています。そういう意味では大殿筋も意識して力を発揮するといいでしょう。大股の腰割、スクワットと四股などが良さそうです。  

Q61:八段錦はどこがいいのですか?

長い歴史の中で伝えられてきた、選ばれてきたものだという事実です。
シンプルな動きで覚えやすい、教えやすい点がいいと思います。八つの動きの中には、3つのエス、スクワット、ストレッチ、背骨の動きが含まれています。
また上肢帯のいろいろな方向への動きがあるのもいいと思います。

Q62:八段錦の『踵おろし』は、椅坐位で行った場合、背骨への振動伝播はなくても、下腿や大腿の骨にはそれなりの衝撃・効果があるでしょうか?

それなりにしかないと思いますがやらないよりはやるほうがいいでしょう。

Q63:骨粗鬆症対策になりうる座りながらできる運動があれば教えてください。

手を尻の両側に着いて、尻を上げ落とす。坐骨に衝撃を感じるように行います。高度なテクニックとして左右片側落としをする。左右を比べるようにします。

Q64:顔だけ動かす、笑顔を作るような運動もいいでしょうか?

笑顔体操いいですね。アイウベ体操もいいですよ。
美立SSS体操をさしすせそと教えています。短歌のリズムです。
さあ笑顔 しゃがんで立って すじのばし せぼねをほぐす それを毎日

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その8-やりたがらない人に対して

12回に分けて、これまで指導したいろいろな方々からの質問と回答を紹介します。
この質疑を読んで、改めて、ご自分が「へー」と思った質問回答を3つ挙げて、どこが「へー」だったのか、最終回までに書いてください。
そして、課題として「新しい質問を1つ以上」作ってください。
提出方法は最終回にお知らせするので、忘れないようにしてください。

いままでの講習会では、仲間の感想を聞いて、意見を述べて、いいディスカッションができました。
新しい質問も増えました、毎年増やしていいものを作っていきたいと思います。

やりたがらない人に対して

Q52:なかなか動いてくれない高齢者に運動を勧めるコツはありますか

やって見せて、やらせて、ほめておだててです。とにかく、弱い人、高齢者ほど動かなければだめなのだと教えます。友達、連れ合いに教えて一緒にやりましょうともいいます。

Q53: 高齢者には、ほめておだてる、これしかないんだなと、改めて納得しました。だれのことばですか?

帝国海軍総司令官だった山本五十六の言葉です。正確には「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」です。
更に続きがあります。
話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で 見守って 信頼せねば 人は実らじ

Q54:褒めておだてても、だるいからやりたくないと言われたら、どのように引き留めたら良いのでしょうか?

あきらめないで、支持と受容をつづけること。やるしかない、やればよいことが待っていると言い続けること

Q55:高齢者にみられがちな「安静臥床」の考えを修正するにはどうしたら良いか。体を動かすことが前向きな方は積極的で若々しく、動かしてほしい方のほうが安静を良しとしているので、痛みや体力の衰えが改善されません。

年寄りこそ動かなければならないというと、たいていの高齢者はわかっていますといいます。無理なこと、痛いことはしない、だけど動け、尻を上げるだけだ、伸ばすだけだと 言葉をかけ続け、動いてもらうことでしょう。
「安静、お大事にという言葉は麻薬だ」という和歌山医大の田島教授のことば、その時は楽でも動かさないとやがて体は劣化していくということを繰り返してください。

Q56:体操なんてやりたくないという人にいい言葉はありますか?

体操というと引いてしまう人には身体の手入れといっています。やらされていると感じる人は、身体の手入れであると考えましょう。なぜ毎朝顔を洗うのか、習慣になった身体の手入れです。手入れが悪いと汚れたままになる、体は固くなる、痛くなる。年を取ると固くなるのではない、手入れをしない年寄りが硬いのです。シンプルな三つのSをしよう、ストレッチとスクワット、背骨ほぐしでからだをほぐしましょう。
なぜ、集まって皆でやらねばいけないのかといえば、もちろん一人でもやるべきことです。でも、みんなともやる、せっかく皆で集まる機会があるのだから、心を開いて、参加して仲良く楽しくやりましょう。

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