ミッションステートメント 
世界に先駆けて、持続可能な少子高齢化社会のモデルを築くことは、わが国に課せられた歴史的使命です。少子高齢化に起因する社会的、政治的、行政的、財政的、そして経済的な課題は山積していますが、とりわけ政府には、全国民的な満足度と公平感の高い社会保障制度の再建が強く求められています。その中でも、近い将来、税収に届かんとする国民医療費を低減することは喫緊の課題です。

私共はかかる状況下で、一般社団法人「美立健康協会」を設立いたしました。 国民の健康的な生活を支援することで、36兆円を超える(平成21年度)国民医療費の低減に寄与することが 「美立健康協会」のミッションです。

私共は「美しく立つ」こと、「美しく動く」ことのメカニズムを知り、「上手なからだの使い方」 を学び、それを生活の中に取り入れる喜びを広げていくことを旨とします。

「美しく立ち、美しく動く」には、身体の構造と機能(Anatomy)を知ることが必須です。 その上で、骨と関節の正しい並べ方(Alignment)を学び、さらに良いアライメントの心地よさに気づく(Awareness)ことが大切です。自分の身体に気づくことは、有機体である社会のより良いあり方に気づくことにも繋がります。
 
設立趣旨
日本は世界の国々が経験したことのない少子高齢化の真只中にいます。 わが国の総人口は、2006年をピークに減少に転じています。そして、2011年の合計特殊出生率は1.3です。つまり、この数字が向上しない限り、国力、なかんずく経済成長力の要である総人口は、減り続けることを意味します。今のままでは、わが国の人口は1億人を切り、2050年には9,500万人前後まで落ち込むことが予測されます。

総世帯数は、独身および独居老人(単独世帯)が増えていることで、2015年までは上昇すると見込まれていますが、それ以後は急速に減じることが予測されています。この傾向も国内消費市場の縮小を意味しています。

特筆すべきは、少子高齢化の波の中、わが国の医療費は増え続けている事実です。直近の資料によれば、2009年度の国民医療費は36兆円を超え、同年度の税収40兆円強に迫る勢いです。現在、国民医療費の約3分の2は65歳以上の高齢者が使っている事実を鑑みると、団塊の世代が65歳に到達する2012年からの数年間は、さらなる増加が懸念されます。

かかる状況の中、健全な財政規律を実現する方向性の中で、増加し続ける国民医療費の低減を可能にするための法整備、あるいは施策は必要です。しかし、行政に任せているだけでは、人類史上初の難題に立ち向かい、解決することは難しいと言わざるを得ません。民間の知恵を、法的あるいは行政的枠組みの中で生かし、官民一体となって課題に立ち向かう必要があると考えます。

そこで、公益に資するコンセプトとして共有したいのが、「未病の治」という考え方です。疾病、疾患、骨折、脱臼、筋肉痛、打撲、外傷等々、身体の不調を未然に防ぐ、もしくはそれをより軽微な状態に変えることが可能であれば、病院あるいは在宅で治療を要する患者数および期間を減じることができます。結果として、国民医療費の低減に寄与できます。
私共の設立した「美立健康協会」は、まさに「未病の治」を実現するための一助となるべく存在する一般社団法人です。

まずは、渡會公治代表理事を中心として、志を同じくする各界の有志が集い、スタートした「美立健康協会」という社団名の由来をご案内いたします。

自然界で脆弱な存在であった人類は、2足歩行を得たことでその頂点に上り詰め、歴史を刻んできました。しかし、同時に2足歩行ゆえ、上手に使わないと身体に不自然な負荷を与え続けることになります。機械化、情報化社会の現代では、生活の中に不自然な負荷がたくさんあります。「美立」、すなわち「美しく立つ」ことは、この不自然な負荷に気づき、健全な身体の状態を保ち、「上手なからだの使い方」を学ぶための「基本の基」です。「美しく立つ」ことは「美しく動く」ことに繋がります。「美しく動く」ことができれば、筋肉、腱、関節、骨等からなる運動器に対する負荷を最小化することが可能となります。その結果、運動器の疾患ならびにその経年劣化を防ぐ、あるいは軽減することができます。つまり、「美しく立つ」ことを学べば、そのことを通じて「上手なからだの使い方」ができるようになり、結果として、「未病の治」に繋がるような生活を送ることができるのです。かかる理由から「美立健康協会」と命名いたしました。

次に、「美立健康協会」のヴィジョンと事業展開について簡単にご説明いたします。私共の志、すなわちヴィジョンは、数多くの方々に「美しく立つ」ことを端緒として、「上手なからだの使い方」を習得していただく過程で、社会全般に「未病の治」のコンセプトを広げることに寄与するところにあります。世界初の高齢化社会に直面する日本国民の、自律的で健康な生活の一助となることを志向しています。

事業展開として以下を指向しています。

1.「美しく立つ」こと、「美しく動く」こと、そのための「上手なからだの使い方」をアプリ、イベント、健康道場、講演活動、体操教室、テレビ出演、ホームページ等々のメディアならびにツールを通じて広く周知し、指導すること。

2.「美しく立つ」こと、「美しく動く」こと、そのための「上手なからだの使い方」を啓蒙し、教導する指導員を育成するための資格試験の創設とその普及を図ること。

3.上記の指導員資格が、健康運動指導士、理学療法士、トレーナー、アスリート等々にとりセカンドあるいはデュアル・キャリアとして機能する道筋を作ること。


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